退職の報告をしたら暖かく送り出してくれました

社内のもめごと

お疲れ様です。すずめです
昨今の混乱を受けて色々考えた結果退職をする事といたしました。

色々理由はあるのですが今回の大きな委託契約が終了したことでやり切ったかな…と思い
私の中でも新しいスタートをするために一度お休みもしたいという理由から退職という選択をさせていただく事といたしました。

社内外に退職のご挨拶をさせていただいた時、本当に嬉しい言葉を頂きました。

すずめさんがいらっしゃらないと、会社が回らないのでは…
と余計な心配をしてしまいますが。
でも本当にお疲れ様でした。
今後どうされるのかお聞きしたいですし、ゆっくりお茶でもしましょう!

ご連絡を受けた時は驚きました!
どうされましたか?ハラスメントや労働条件や退職関係の相談はどこでも受け付けてますよ。
とにかく頑張って来たという事ですね。
相談、私で良ければ是非。ご飯も行きましょう!
いつでも連絡くださいね。

なんと衝撃ニュース!
次は何か決めてるんですか?
今の会社を卒業しても、もちろん飲みに行きましょう!
お誘いお待ちしています!

今まで社長や社員に対して言いにくい事を沢山言ってくれて、ありがとうございました。
私頼りなかったですよね。でもここまで頑張れて、成長出来て本当に嬉しいです。
本当にありがとうございました。

すずめさんには本当にお世話になりました!
さみしくなりますが、またいつかお会いできると信じてラインは残しておきます。
今度はご飯御一緒したいです!
すずめさんがいてくださったので職場が遠くても頑張れました。
またお会いできる日を楽しみにしています。

お疲れ様でした。
…懸命な判断だと思います。
最後が肝心だから、何があっても円満退職だよ。
最後の決算までよろしくね。


私の中ではあっさりすずめさんの今後のご発展をお祈り・・・
の様な当たり障りのない連絡だけが来ると思っていました。
特に顧問をしてくれていた士業の方達は引継ぎ先についてのやり取りが来るもんだと思っていましたし
取引先とは本当にケンカというか、胃の痛いやり取りしかしなかったのでさらっとやりとりが終わると思っていました。
こんなにも頑張ったね。これからも仲良くしてね。
と言われたのがあまりにも嬉しくて、退職の連絡をした後2.3日は嬉しくて涙が止まりませんでした。
色んな下心がある方ももちろんいらっしゃると思いますが、こういう事を言われるとやはり嬉しいなと感じてしまいます。

さて、私が退職に至った詳しい理由や感じている事についてですがタイミングは先程お話しさせていただいた通りですが
機会があれば転職を考えていたという事も事実です。
長年同じ会社の中に居続けていて勝手が分かり、やり易さもそれなりにありましたし
それなりのポジションで仕事の面白さを感じていたのも事実です。
ただ、去年と同じことを繰り返している自分に疑問を持っていました。

取引するクライアントも大小合わせるとほんとに様々な取引先様がいらっしゃいました。
ですが、人材を雇用してトレーニングして、トラブルがあったら仲裁に入って…
このやりとり前もあったような…と、思うようになってきました。
前にも経験した事のある業務やトラブルは確かに対応するスピードや精度は上がっていると思います。

ただ、来年も再来年もこのやりとりをしていくのでしょうか。
会社は良いと思います。簡単ではないですが、時代の流れや市場の流行りに合わせて取り扱う商材や売り方を変えていけば利益を生み続ける事が出来ます。
では、会社員はどうでしょうか。雇用契約上にはなりますが
会社から命令されたことに対して労働力を提供する事が出来ればお給料を受け取る事が出来ます。
ですが逆に言えば、どこまで行っても会社員は言われた事しか出来ないのです。
様々な形や重さの責任と権限が与えられている会社があると思います。
ですが、株主や株主が決めた役員のみが会社の経営の最終決定をするので会社員はそこに入る事は出来ないのです。

そしてどこまで行っても会社員の意思に沿った経営はされることは無いので、法律違反行為をしていなければ労働者が不本意だと思う事でも業務である以上やらなければいけません。
もしそれが自分の意思に反していたとしてもです。
それが嫌であれば転職をするという選択肢を取る必要があります。

あと忘れてはいけないのが会社は株主の物です。
私が会社の財務状況をよく知っていたから今の社員の労働環境や業務量に対して見合った給与じゃない。給与を上げるか、人材を雇用して欲しいと思ったとしても社長が社員と雇用契約書を結ばなければ社員の待遇が上がる事は無いですし社員も増える事はありません。

私はここで本当に大きな勘違いをしていました。
会社の中で副社長と呼ばれていただから、自分にも大きな決定権を持たされていたと勘違いしていたのです。
だから私も売り上げが落ちたと分かれば、取引先を探して売り上げを補填できる契約を探してきていました。ですが社長は私が探してきた取引先と契約をする事は無く
現在契約している取引先に取引額を上げてくれる様交渉し、自身で取って来た契約で売り上げを補填する事となりました。社長の取引したい会社と契約すべきでしたし、社長が思う売上の補填方法についてもっと理解する必要がありました。

人材の扱い方についても同様です。
社長は常日頃からこれかもっと会社を大きくしていきたいと言っていました。
であれば、管理部門の人材が枯渇していると感じていました。
昨今インボイス制度や電子帳簿保存法で特に経理周りの業務が増えるか、会社が運用になれるまで多少のストレスは掛かると感じていましたし
これは管理部門というよりは管理者の話になるのですが
取引先や取引額を増やせばお互いの会社の運用方法を理解するという意味でも管理職レベルの人材を雇用しておきたいと考えていました。
ただ社長は管理者は自分自身が担当し、その他の人材はほぼ全てパートアルバイトでの雇用で組織を作っていました。
私が退職を決める時には私のほかに正社員は1人のみとなっていました。
この規模の事業規模を社長1人、正社員1人、その他パートアルバイトという状態で運営できるのであればそれは凄い事だと思います。

しかしどうしても同意できないことがあって、このパートアルバイトの社員達は現在在宅で子育てをしながら働いているママさん達です。
子供の体調や家の用事で職場への出勤が難しい社員達を雇っているところまでは会社がそれを許容しているという意味では問題ないのですが
ここの社員達の勤怠管理について、お互い約束された勤務時間で働けていない事を良い事に
時間外のミーティングや会議参加を強要しているんです。
私に時間外の集合に関しては対応しきれないと相談が来ていた為、社長に何度もやめていただくよう強くお願いをし続けていました。
しかし社長の言い分としては契約されている勤務時間に働いていない時がある。
だから多少の会議参加やミーティングには参加してもらっている。です。

もし、勤務時間内に働いていなかったとしてもその時給や勤務時間に見合った業務量を渡しているはずです。
在宅勤務組に関しては残業申請が来ていない日もファイルの更新履歴は勤務時間外になっています。
提出物も期日を過ぎて提出されたことは無いので本人達が自分の中で調整しながら働いていると私は受け取っていました。
しかし社長の見方は違いました。

夕方以降に始まるミーティングに私も何度か参加したことがあります。必ず誰かの子供の声が聞こえます。
鳴き声や不機嫌になってしまう声を無視して話し続ける社員達に、やはり子供が帰って来たりお迎えに行く時間までが退勤時間だと感じてしまいます。
だからこそフルタイムで働ける、時間外の急な業務にも対応できる人材を雇用したほうが良いのではないか。
と思っているのですが、そこは絶対に採用しません。クライアントから貰えている金額があるにもかかわらずです。

社長は常々会社は利益を出すためにある。俺は稼ぎ続けたい。と言っています。
確かに役員報酬はそれなりに貰っています。これがダメだとは私は思っていません。ただ、です。
アルバイトパートを明らかに時間外の勤務をさせているのに、そこを確認せず
管理職を立てないまま時間外の社外の会議やミーティングに参加させるのは違和感があります。

そんなこんなで常日頃から感じている会社や社長の方針と、自分が感じている違和感に対してどうしても向き合い続ける事が出来なくなっている自分がいました。
そして毎年変わらない働き方でこの先も同じ業務をするのかと思うと、いつ抜け出そう…と思う日もあったのですが
今回大きなクライアントとの契約が終了した事と結婚が重なった為、退職という結論を出させていただいたという訳です。

きっと社長のやりたいビジネスと私が貢献したい事が離れすぎていたんだと思います。
会社に対しては感謝しかありませんし、社長には今までやりたい様にやらせてあげられなくてごめんなさい。と思っています。
従業員に対しては、本当に出来ない事や時間外に召集されるミーティングには参加しない様に。と思っています。

それぞれが良い方向に進むことが出来れば嬉しいなと心から思っていますし、またどこかで会えた時にお互い成長し合って再会できたら嬉しいなと思いました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました