会社の買収が白紙になりそうです

社内のもめごと

お疲れ様です。すずめです
今日は残念なお知らせと、何ともやりきれない事を書こうと思います。

うちを買収してくれる会社が取引を慎重に進めさせていただきたいと言ってきました。
何故そんな事を言ってきているのかというと、共通の取引先だった会社が買収元に圧力を掛けているみたいです。

社長の話によると取引先が
あの会社は・・・・とある事無い事吹き込んでいるようで、これを聞いた買収元は早速調査を開始するために今まで順調に進んでいたすべてのやり取りをストップする事に。
そもそも取引先も何でこんなことをするのかという話です。

うちの会社と買収元の会社は共通の取引先を持っています。なのでうちと買収元の会社は競合他社同士の関係です。
そして取引先の会社が今後取引をする会社を絞っていくと公式に発表していたのですが
日本全国に担当店舗を持っているそれぞれの委託先。どう考えたって今から次の契約までに他の会社の担当店舗を取りに行ってくれと言われても時間が短すぎます。
しかも取引先と結んだ契約書の中には再委託禁止という条件も書かれている為、お互いが業務を再委託できないようにしています。
そこで社長はうちの会社の全部又は一部を買ってくれないか買収元に話を持ち掛けたのです。

最初は乗り気だった買収元。しかし取引先から買収元へうちの悪い噂を必要以上に流し続けます。
しかも四半期に1度委託先のパフォーマンスをスコアで共有されるのですが、初めて委託先の中で最下位委のスコアを付けられてしまいました。
これが妥当なのか、恣意性が介入されているのか・・・私には分からないのですが
このスコアを元に取引先はさらに買収元へ、うちの会社を買収すべきではない。
と言い続けています。

今回の事で思うのは、取引先が何故そこまで買収元に言えるのかという事です。
そもそも取引する会社を今後絞っていくと発表しているのに、契約書では再委託禁止のルールが。
とんちとしか受け取れません。なので今回思い切って買収という判断をしたのに。

何かヒントを掴みたくて、この取引先とやり取りをしている事務担当の社員に最近の取引先とのやり取りを色々聞いてみる事にしました。
そしたら色々聞けました。

そもそもこの悪口を言っている取引先の担当者はかなりくせ者で、社内外問わず身の回りの人のゴシップを漁っている人でした。
自分の娯楽としても楽しんでいるのですが、それ以上に何か自分の都合のいいように周りをコントロールしたいときにそのゴシップを使います。
私も営業部長の時に何度かやられました。自分の会社の弱みを聞き取られ一緒に考えましょうと最初は言ってくれたのですが、何かこちらから要望を出したいときにその弱みをちらつかせて拒否されたり
逆に向こうから無理に近い要望を出されてそれを断ろうとしたときに、その弱みを使って必ず断られない状況を作ってきます。
クライアントをコントロールする立場としては最高の人材ですが、取引先となると最悪です。

今回の買収で行くと
そもそも日ごろから社長が自分の好きな車を買ったり、自分の食べたいお店や行きたい所に行っている事についてうちの事務社員を通して嗅ぎまわっていました。
そしてあなたの会社の社長は自分だけが良い生活をする為だけに会社を利用しているだけだ。
と社長のいない所でのミーティングや個別の電話でポロポロ言っていたそうです。
完全な嫉妬でした。

これを担当者に事実確認するわけにもいかないですし、真実は確かめようがないのですが
今の情報だけで、私の目線から色々思ったのですが
そもそも会社って株主のもので会社の経営は役員が担うものだと思っていました。
なので今の社長はうちの会社の100%株主と唯一の役員なのでこのどちらも担っている事になります。
会社をどう経営するのかを決めるのは社長だけなのに取引先に口出しされる筋合いはないと思うんです。
もし自分が会社役員だったり株主だったら相当嫌だなと私は感じました。

でも社長も社長なんです。
高級車でこの取引先を迎えに行って送迎したり、ブランド物で身を包んだりしていたので嫉妬を買う事は想像していただきたかったです。しかも取引先や社員に対して
「俺は金しかない」
と何度か言っているのを目撃しています。この言葉だけを聞くとなかなかの反感を買う言葉だなと思います。ですが、社長はそういう意味で言ってるんじゃないんです。

社長は小さいころから給食代も持たせてくれなかった家庭で育ったらしく、中学校高校と進学するまでずっと自分でヤフオクに釣りのルアーを出品してお金を作って自分で生計を立てていました。
両親は離婚し、父親は再婚しますが最近の社長の成功ぶりを見て嫉妬。社長は最近出会った女性と結婚を決め挨拶に行こうとしますが全く会ってくれません。
しかもこの父親と社長以外の兄弟2人の合計3人であいさつの候補日だった日に食事に行きそれをインスタにアップ。それを社長は見つけてしまいます。
母親はというと若年性アルツハイマーでボケが始まってしまい施設に預けますが施設内のひどい扱いを受けてしまい、もうお話も出来ない状態。
なので社長の言っている「俺は金しかない」という言葉はそのまんまの意味でそれ以外に心のよりどころが無いんです。

この背景を知らない取引先や従業員は、良いよな。あいつは金持ちで。
ちょっとくらい意地悪してもいっか。とか思っちゃうと思います。
社長は本当にさみしくて言ってしまっているんです。でもこの言葉を言う先が悪過ぎました。
最近の社長にはかなりムカつきますが見ているこっちが切なく、何ともやるせない気持ちになります。

立場や、背景が違う事でこんなに見方が変わる事があって
解釈が違う事によって向かう場所や正義も変わるんですね。本当に切ないです。

これから経営状態が悪くなりそうです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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