お疲れ様です。すずめです
今日は会社の大きな曲がり角にいる気がして書こうと思います。
社長が最近、会社を売りたいと冗談っぽく話していました。
社員に愛想ついたか、あきちゃったかな・・・と私も軽く考えていました。
しかし年が明けクライアントから来期の入札についての連絡が来ていたので、私も資料準備をする心構えをする為に参加の可否を社長に聞いてみました。
社長は
うちは出ない。クライアントにさっき連絡した!俺たちは競合○○社の傘下に入る。
と言っていました。
昨年から会社を売りたいと言っていたのは本気な様です。
社長の気持ちが固いものだと理解しました。
この事は後日社員の全体ミーティングでも共有されていて、社員は大喜びです。
クライアントと直接やり取りをしなくなる事と、あの無理難題な依頼に対応しなくても良くなるからです。
最近はクライアントも夜に提出期日ギリギリの急な依頼をしてきたり、にしても依頼は来ているのでうちが実行する内容を事前確認させていただいた上で対応すると
弊社の意にそぐわないことをするな!とか、そもそも御社は!とかお説教とパワハラが続いていたのでうんざりでした。私もこれで適応障害になりました。
しかも大きな会社と手を組むという見方をすればうちの会社は規模の縮小や、売上の減少はあるものの今の形態を維持しながら業務をする事が出来ます。また、競合他社と手を組むことになれば他の業務も獲得できる事が見込まれます。
ですが今までここまで頑張って来たのに本当にこのまま手放したいと社長は本当に思っているのでしょうか。社員の気持ちをよそに社長と二人になった時、心中を聞くことにしました。
社長は、
俺なりに人を採用したり、育てたり・・・
会社がもっと良くなるために大きくなるためにと全力で取り組んできた。
でもうちの社員を見てみろよ。
自分の睡眠時間が削られるのが嫌でアルバイト達に遅番をやらせたり
自分の食べたいものを最優先して出張先でとにかく食べてばかりで現場に全くいかなかったり
とにかく自分が責任を取りたくなくて正社員の雇用契約を結んだ瞬間、家の事情を盾に現場の一スタッフを守り抜く社員ばっかりだよ。これがうちの限界だ。
しかもこれからもクライアントに振り回されて動く人生って何なんだろうね。
これが楽しいって思っている人がいるならいいかもしれないけど・・・
俺は今買ってくれる会社があるなら売って、そのお金で新しいことを他の事に挑戦していきたいよ。
むしろその方が面白いしね。
そうなんです。最近の社長のパワハラの噂もなかなか聞きたくないものでしたが、その理由として社員達も自分が手を抜いたり自由に自分の休憩時間を作ったり、責任が重くなってくると自分の家庭の事情を持ち出して、担当業務を免除したりしていたんです。
社長も社長ですが、社員達の怠慢も到底許容できるものでは無かったのです。
自分の立場で沢山試行錯誤をしてきて、改善してきたうえでこの会社を手放すという選択肢を取ったのだと思います。
経営者は本当に大変ですね。
こういう話をすると社長の大変さが良く理解できますし、こういう現状を知っているからこそ
社員達が会社の愚痴を言っているとのんきだなとも感じたりします。
これから会社の方向が大きく変わる気がします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。