おつかれさまです。すずめです
今日は2回目の補助金の打ち合わせです。
とは言っても補助金の話は一切せず、何故か会社の内情を社長とおじさんが話している状態です。
私は今の会社の構造的な問題が解決に向けて進んでいる気がしてありがたいのですが、
社長とおじさんは会社の中にある社長が触わってほしくない。向き合いたくない。話をしたくない。
話に向かっているのでとても空気が重いです。
退職した社員については引き続き細かな聞き取りが続き、他にも最近退職した社員の事。
そこの原因。会社が取った対応。退職者が出た後会社が社員達に取ったフォローについて細かく聞かれました。
そこで社長は気づきます。
自分が考えたくないから社員に考えさせていた事。
自分の責任でカフェが失敗したら怖いから社員に沢山意見を聞いて、その中から無難なもの。失敗しなさそうなものを選んでいる事。
この自分の気持ちを優先させるために、社長は社員達の沢山の時間を奪っていた事。
一旦ここで10分休憩があり、再開した後
おじさんは社長を叱責します。
まず社長、労使関係間違っています。
会社がどんなことで売り上げを作っていくのかを考えるのはあなたです。
社員に考えさせてはいけないし、それをもっとないの?とかこれじゃない。とか言うんだったら自分で考えなさい。
そして事業は育成より、採用の方が大事です。質のいい社員を入れてください。
雇用している人材には失礼ですが、質の悪い人材にいくら時間とお金と社長の面談を入れても変わりません。
そして良い人材が入ってくれるような会社を社長が作らないといけないんです。
あと、この社員は何でこんな事も出来ないんだよじゃない。みんなこんな所にいてくれてありがとうなんだよ!
私は最近泣き過ぎなのですが、また涙が止まらなくなってしまいました。
社長はどんな顔をしているのでしょうか。どんな気持ちだったのでしょうか。
涙が止まらなくて見られないのですが、涙が出ていなくてもどうしても見たいという気持ちにはなれませんでした。
そしておじさんから、
「社長!失礼しました!」
と明るい声があり、空気が変わりました。社長からも
「こちらこそ、ありがとうございました。やっと目が覚めました」
と一言貰えました。
私はケンカにならなくてほっとしたのと、社長が反発したり言い訳をしなかった事が本当にうれしく思いました。
ここからおじさんが先日私に話してくれた、自分の過去。そしてそれをどう乗り越えて今の自分がどうなっているのかを話てくれました。
ある日全員退職した社員は今はほとんど戻っていないけど、何人か戻ってきてくれたそうです。
そして奥さんはおじさんと一緒に会社を経営してくれていたのですが、正社員の一斉退職を機におじさんが精神不安定となり離婚。会社も退職していましたが今はビジネスパートナーとして戻ってきてくれています。
今は以前よりも会社の規模は小さくなってしまいましたが、外注を雇いながらうまく会社を回しているようです。
こういうことを聞くと、自分が辛い時自分が一番大変な感覚に陥りやすくなりますが
身近な人の中には、自分の見えない所で想像をはるかに上回る苦労をされている事もあるんですね。
予定していた打ち合わせの時間を大幅に過ぎてしまったので
改めておじさんから一緒に頑張りましょう!
と心強い言葉を頂き今回はお開きとなりました。
社長と私も、これからも引き続きよろしくお願いします!
とお礼と一緒にお伝えして、解散となりました。
しかしそれ以降、社長は私をこのおじさんとの会議に同席させてくれることはありませんでした。
何か感づいたのか、これ以上何かを私に知らせない為なのか・・・
分からないのですが、それ以降はおじさんと社長二人だけでこの話を進めている状態です。
とにかく社長は何かから目が覚めたらしいので、これから社長が自分の会社をどうしたいのかを
自分で考えて経営できる日に一歩近づいてくれたと願っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。