お疲れ様です。すずめです
とても勉強になったことを書きます。
本日社長主催の社内会議があり、議題は「今自分たちの店舗の売上を上げるには」でした
実は最近うちの会社の実績が良くなく、クライアントから改善提案を求められていました。
私の印象としては、毎年前年のプラス10%を目標に掲げられていた為、そろそろ目標に対して自分達が答える事が限界を迎えているという事と
毎年入札で出している金額に対して下げられてしまっているという事から良い人材の確保が難しくなっているという事から
この事業に対してそもそも継続する事が難しいと感じていました。
そんな中自分たちの担当店舗の売り上げをあげるには…という議題を持ち出す社長の心中が理解できません。
担当者たちは本当に真面目に考えている為、気の毒です。ただ投げられた質問があまりにも本人達の問題とかけ離れている(と思っている)ので出てくる答えも非常に抽象的です。
・今私たちは頑張っていないわけじゃないけど、限界まで頑張っていないからこれから本気を出す
・みんなこのサービスの事をもっと深く理解できるはず。自分でもっと使ってみて理解を深める
・みんなもっと仲良く寄り添い合いながら頑張った方が良いと思う
個人的にはこれをどう資料に纏めたら良いのかさっぱり分からない。としか思えませんでした。
あとこれは内部の事になってしまうのですが、最近社長の経費を使う額が増えてきています。
経費については社長の会社なので何も言えませんが、もう少し人件費に悪寒毛を使っても良いんじゃないかと思ってしまいますし
このままクライアントの要望に応える事が出来なければ今期で契約を終了し、来期からは違う契約を取る事を検討いただきたく事も視野に入れて欲しいという事も伝えさせていただいています。
本当に上から目線で申し訳ないですし、だったら自分で考えればいいじゃないと言われるかと思いますが、現場の現状を聞いたうえで具体的な案を出したかったのでこの様にさせていただきました。
クライアントからも改善資料の提出していただきたいと要望を貰ったので、私もこの会議に参加することにしました。
もうちょっと具体的に何やるのかが欲しいので、それぞれの担当者の話をもっと掘ってみました。
ですが何も出てこず、私も困ってしまいました。
すると社長から
「よし!③にしよう!」
以上!という声で全員解散。担当者たちは
「お疲れ様でした!」
とこれ以上考えなくてよかった!上手く逃げ切れた!という気持ちを前面にだして会議室を後にしました。その後社長に駆け寄り何で③案にしたんですか!?
これで実績出るとはとても思えないし③案で決まったとして、クライアントにどうやって資料作るんですか!?
と聞きました。社長的には
これ以上あの担当者たちに意見を聞いても何も出てこないから、時間もったいないわ。
資料は適当に作っておいてくれ。
でした。いや、私に今仕事乗せないでくれ。と思いました。
担当者たちは売上を上げるために集められたのに、集まって決めた内容が仲よくしよう。ってクライアントに出せないと反論しました。しかし社長は逆ギレ。
じゃあ俺にどうしろって言うんだよ!
これ以上何も出ないのに会議延長させてもしょうがないだろ。
しかも①を考えたやつはいつも正しい事言うけど、責任取らないし、②出したやつは自分がいつも正しいと思ってるから案を採用したら調子に乗ってチームひっかきまわすだろ。
③だったらまだ飼いならせるし、こっちのいう事聞くから扱いやすいんだよ。
という事でした。こっちが本音ですね。社長は怒ると本音が出ます。
この時勉強になりました。
会議で何か決めるとき、合理的、効率的に決めていくだけが方法ではないという事です。
今回の会議で言うと、①②の案を出した社員は日ごろから社長が気に入っていない社員のようで今後チームで仕事をする中でこの社員の影響力を小さくしたいという気持ちが社長の中にありました。
なのでこの社員達は今回の会議でよっぽどいい事を言わない限り採用されなかったわけです。
逆に③の案を出した社員は普段から社長の依頼を受けて、勤務時間外でも対応している社員でした。
以前、明らかに残業をしているので社長に申請を通してほしいとお願いしたことがありましたが断られてしまいました。
定額働かせ放題プランに加入している社員は社長にとってはとても嬉しい存在なので、こうやって自分の周りに都合のいい社員を増やして行くのだな。と納得してしまいました。
現に私も時間内に仕事を終わらせることが出来ずに家に仕事を持ち帰ってしまう事があります。
そう言う性格を見越して私が経理と労務を担当しているのに、営業部長も担当させているのかもしれません。
人員配置は必ずしも適性や、スキルをみて決められているわけではないのですね。
中小企業や、特に経営者と距離が近い会社はこういう事が多いにしてあるのかもしれません。
でも採用された社員ですが、スキルや能力を持っているわけではありません。
こういう会議が繰り返し行われているお陰で結局今になって色んな影響が出ています。
それはまた別の機会に書こうと思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。